Artist:宇川直宏
宇川直宏展「2NECROMANCYS」
宇川直宏 個展「2 NECROMANCYS」
会期:2014年1月25日(土)〜2月22日(土)
開廊時間:11:00〜19:00 日月祝休廊
協力:NPO法人 漱石山房、みらいレコーズ
オープニングレセプション:2014年1月25日(土)18:00〜20:00
オープニング特別企画
都築響一 × 宇川直宏 トークセッション
個展のオープニングに合わせて都築響一氏をお招きし、展覧会会場にてトークセッションを開催いたします。メイン、サブ、その他カルチャー全般からアートまで語り尽くす特別企画です。みなさまお誘い合わせの上、是非ご来場ください。
2014年1月25日(土)18:00-
入場料:無料
ギャラリーは通常通り11:00から開廊しております。
17:00頃より会場の準備を開始し、座席の確保は先着順となりますのでご了承ください。
ゲスト: 都築響一(編集者/写真家)
1956年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』(京都書院)を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆・編集活動を続けている。93年『TOKYO STYLE』刊行(京都書院、のちちくま文庫)。96年刊行の『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(アスペクト、のちちくま文庫)で、第23回木村伊兵衛賞を受賞。その他『賃貸宇宙UNIVERSE forRENT』(ちくま文庫)、『現代美術場外乱闘』(洋泉社)『珍世界紀行ヨーロッパ編』『夜露死苦現代詩』『珍日本超老伝』(ちくま文庫)『ROADSIDE USA 珍世界紀行アメリカ編』(アスペクト)『東京スナック飲みある記』(ミリオン出版)『東京右半分』(筑摩書房)など著書多数。現在、個人で有料メールマガジン『ROADSIDERS’ weekly』を毎週水曜日に配信中(http://www.roadsiders.com/)。
トークセッション& サイン会
「宇川直宏と菊地凛子によるリアル・ハリウッドセレヴ・トークセッション!」
&「宇川直宏によるハリウッドセレヴリティ”偽サイン会”」
大変ご好評いただいております宇川直宏 個展「2 NECROMANCYS」の会期も今週土曜日で最終日となります。山本現代では書籍『宇川直宏 一○○○』(一○○○BUNKO発行)出版を記念して、女優・菊地凛子さんをお招きし、トークセッションを開催いたします。今回の展示の中にもハリウッド・セレヴのサインは宇川の筆跡によって沢山引用されていますが、大衆文化やマスメディアにおいて、有名性が齎すものとは?そしてポップカルチャー/エンタティンメントに於けるイメージ消費の問題や、更にはアートにとっての普遍的な美や狂気などをテーマに、ハリウッドでご活躍する菊地さんと共に語っていこうと考えています。トーク終了後には、宇川直宏による”偽サイン会”を行います。当日作成したセレヴリティ・サイン・メニューの中から宇川が観客のオーダーに応え、その場で憑依し生サインを行う、生降霊術(LIVE NECROMANCY)です。展覧会最終日みなさまお誘い合わせの上、是非ご来場ください。
2014年2月22日(土)15:00-
15:00 – トークセッション
16:30頃 – サイン会
入場料:無料
会場:山本現代
書籍『宇川直宏 一○○○』をご購入いただいたお客様に限り、サイン会にご参加いただけます。
ギャラリーは通常通り11:00より開廊しております。
14:00頃より会場の準備が整い次第、お席をご案内いたします。座席の確保は先着順となりますのでご了承ください。
<菊地凛子プロフィール>
1999年、日本映画『生きたい』で映画デビュー。主役を演じた『空の穴』(2002)、『茶の味』(04)などを経て、2006年のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督のドラマ『バベル』で米アカデミー賞にノミネートされ、国際舞台に躍り出る。聾唖のティーンエイジャー役で奥行きのある演技を披露した本作では、さらにゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合(SAG)賞、放送映画批評家協会賞の助演女優賞などにもノミネートされた。『バベル』の成功に続き、『ブラザーズ・ブルーム』(08・未)、『ナイト・トーキョー・デイ』(09)、村上春樹のベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』(10)などの作品で注目を浴びた。2013年公開の映画に『パシフィック・リム』、侍伝説をハリウッドで映画化した『47Ronin』(共演=キアヌ・リーブス)。2014年は主演映画『トレジャーハンター・クミコ』の公開が控える。ファッション界でもキャリアを追求し、シャネル、イブ・サンローラン、トムフォードのモデルを務め、『ヴォーグ』『Tマガジン』『ハーパース・バザー』など、多くの雑誌で特集されている。
山本現代では、来る2014年1月25日から2月22日まで、宇川直宏 個展「2 NECROMANCYS」を開催いたします。
宇川直宏は、美術にとどまらず、グラフィックデザイナー、VJ、ミュージッククリップディレクター、執筆家、大学教授など、多岐にわたって活発に活動し、常に時代に対する批判的視点から既成のファインアートと大衆文化の枠組みを乗り越え続けてきました。2010年3月にはライブストリーミング・チャンネル「DOMMUNE」を開局、毎週月曜日から木曜日まで連夜番組を配信し続けています。番組は分野を問わず宇川がリスペクトする様々なゲストを迎えてのトークプログラムと、世界に名だたるDJとミュージシャンが出演するミュージックプログラムの2部で構成され、日本だけでなく世界規模で圧倒的な人気とビューワー数を誇ります。
今回の個展「2NECROMANCYS」は「NECROMANCY」という言葉の通り、宇川自身が作品という降霊術によって、そこにいる筈もない対象に一方的に交信し、憑依し、存在させようという試みです。
宇川の手によって、確かに展覧会場に出現する著名人達。そこにはオリジナルとコピー、本物と偽物の矛盾を超越した圧倒的な存在感が鑑賞者を迎えます。
「UKAWA’S TAGS FACTORY(完結編)/1000 Counterfeit Autograph!!!!!!!!!!~宇川直宏によるセレブリティー1000人の偽サイン展~」は、2009年に東京と大阪で展示された作品「UKAWA’S TAGSFACTORY!!!」に、新たに500人もの著名人を自らに憑依させ描き下ろした、合計1000枚に及ぶサイン群を、会場に展示できるだけ展示いたします。本作は、時代もジャンルも異なった著名人のサインが、宇川自身の手により再現され、同価格で並列されることで、知名度や希少性などによって様々に価値変動をみせる「サイン色紙」、ひいては私たちの価値観そのものを今一度、追考するものです。
また、2012年8月に夏目漱石も出演した「FREE DOMMUNE ZERO」にて話題騒然となった、あの驚愕のインスタレーションが再現されます。朗読にやくしまるえつこ氏を迎え、漱石の忘れ形見と本人の声から再構築された映像作品とともに、今、なお色褪せることのない日本の文化の礎=夏目漱石を共有することで、漱石文学の哲学的基礎でもある「実在と存在」の意義を再認識しようというものです。
なお、かねてから「夢は1000人!」と語っていた「UKAWA’S TAGSFACTORY!!!」が実現する今回の集大成を、書籍『宇川直宏 一○○○』(一○○○BUNKO発行)として出版予定です。出版を記念して、会期中にはサイン会を開催いたします。
<サイン一覧>