What You Read 2016
Rotating Lamp, Iron Frame and Electronic System
H150×W625×D30 cm
©Bagus Pandega
Photo credit: Ario Wibhisono for ROH Projects
バグース・パンデガ 個展 Viewing room
「A Pervasive Rhythm」
2018年6月9日(土)〜7月14日(土)
日月祝休廊
開廊時間:11:00-18:00(火/ 水/ 木/ 土)、11:00-20:00(金)
オープニングレセプション: 2018年6月9日(土) 18:00-20:00
1985年インドネシアのジャカルタに生まれ、現在はバンドンを活動拠点に国内外で展示を行うパンデガ。日本で初めての個展となる本展では、バイクのウィンカーランプを450球用い、デジタル情報の同期を行うDMX(デジタル・マルティプレックス)で制御し、そのランプの点滅でアニメーションのように瞳が瞬きする様を浮かび上がらせるインスタレーション作品を展示いたします。
ウインカーとは指示や意思を示すシグナルなだけではなく、未来を示すものだとパンデガは言います。450球の明滅には環境音のノイズがシンクロしており、巨大な瞬きと混沌とした音が鑑賞者を包みます。
インドネシアでは、日本企業のバイクや自動車が身近に多用されており、必需品として日ごとにおびただしく増加するバイクや自動車は、人々の生活に利便性をもたらす一方で、騒音や公害などを引き起こすアンビバレンツな存在です。
また、アニメーションのモチーフである「瞳」は、視覚の受容器官としての機能だけでなく、コミュニケーションにおいて感情や意思などを他者に伝えることができる身体の重要なパーツでもあります。
ノイズの脈動が渦巻く中で、未来を体現する光で作られた瞳が見つめ、そして私たちに問いかけることは何でしょうか。
※同時開催 今津景 個展(山本現代 Main Gallery)