Artist:
小林潔史展
小林潔史個展
KOBAYASHI Kiyoshi solo exhibition
2004年6月5日(土)~ 6月26日(土)
Saturday, 5th Jun.~Saturday, 26th Jun., 2004
1964年生まれ、1990年東京藝術大学大学院美術研究科修了。
大学院修了後、1993年まで助手として東京藝術大学美術学部彫刻科にとどまり、制作を続ける。
1994年12月26日永眠(享年30歳)。
1989年7月1日から1994年9月16日までに、5878個という驚異的な数を誇る一連の小作品を残す。
ブロンズ製の作品は、(ワックスは勿論)ひとつひとつの原型が作家の手作業の結実で、掌にすっぽりおさまるサイズに鋳造されており、
シリーズ最初の作品「はじまる前」から最後のNo.5878「旋律を聴く午後」まで、その一定の規則性–球体に突起物–を保っている。
また、その手で球体を丸める制作過程から、作家仲間から「団子屋」の愛称を得る。
当初はつるりとした球体に近いものであったが、時間を経るにつれヒトが現れ、また若干球体も大きくなり、突起も様々な形態を帯びる。
表面処理にもヴァリエーションがうかがえ、黒、金、錆色、ブロンズ特有の緑色など様々。