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児嶋サコ展「ザ・グローミング」

Sako KOJIMA

 

 

 

Sako KOJIMA

 

 

 

山本現代では、今後が期待される気鋭の作家を紹介する「YAMAMOTO GENDAI Future Feature」の第二弾として、3月17日(土)より児嶋サコ「The gloaming」展を開催いたします。
すでにパフォーマンスや立体作品で知られている児嶋サコですが、今回の展示では新作のペインティング作品を中心にご紹介いたします。

彼女の作品は一見荒く速筆で描かれたペインティングのようですが、実はその下地には、何度も描いてはいくつも塗り重ねられた後に立ち現れる最後の絵です。
何度も繰り返し描き、またその上からさらに別の風景を描く、、、たっぷりと積まれた絵具、筆を重ねることによって現れる虚ろな動物や風景は、荒々しい筆跡ですが、不要な筆はありません。

児嶋サコの新しい平面作品は、暗い森のようなところでポツンと佇むもの言わぬ動物たちで、どこか孤独で、時間が止まっているような世界です。にもかかわらず描かれた動物たちはどこか愛らしく、その弱さが、筆の荒さのせいか、反って力強く感じられる、不思議な魅力をもっています。
奇妙な暗い場所に佇む、静謐な動物たちを描いた新作の発表です。

 

 

 

Sako KOJIMA

 

 

 

Sako KOJIMA